京都 紅葉たよりをお届けします
京都 洛東「真如堂」
京都 洛北巡りの最後は 洛東に位置する「真如堂」
四季折々の花々で参拝者を楽しませてくれますが やはり真如堂と言えば紅葉です。
三重の塔の前のモミジは紅葉始めていました。例年見頃は11月中旬頃と言われていますが今年もそのくらいでしょうか。
特に夕日を浴びた時が思わず声が出るくらいに美しいようです。
普段は静かな寺院ですが、境内が無料開放されていますので紅葉の時期は多くの方が訪れます。
「涅槃の庭」
「随縁の庭」
2010年に作庭された新しいモダンなお庭
四ツ目の家紋に因んでデザインされています。
近くには法然院、金戒光明寺、岡崎神社があります。また総門を出てすぐの所から吉田山(吉田神社)へと続きます。
これからの季節多くの観光客で賑わうことでしょう。
「御朱印」300円
市バス「[錦林車庫前」「真如堂前下車」徒歩10分位
拝観時間:9時~15時45分
拝観料:庭園500円、境内無料
京都 洛北「一乗寺降魔不動明王」
八大神社から少し坂道を登ったところにお祀りされている「不動明王」さん
赤い炎を背負って恐ろしいお顔をされているお不動さん。
降魔不動と言い悪魔を降服させるために怖いお顔をされているらしいです。
右手には「降魔の利剣」、左手には「けん索」を持ち諸悪や煩悩を焼き尽くすそうです。
けっして大きくない祠にお祀りされていますが なんだか通り過ぎる事が出来ない圧倒的な存在感ありでした。
お参り出来て良かったです。
一乗寺下り松町で市バスを降り「八大神社」「詩仙堂」「金福寺」「不動明王」とお参りしましたが 徒歩圏内には「圓光寺」「狸谷不動尊」もあります。
秋晴れの日に1日かけてゆっくりお参り、散策、紅葉狩りに洛北一帯巡られてはいかがですか。
京都 洛北「金福寺」
京都 洛北寺院巡り3カ所目「金福寺」
佛日山 金福寺は864年創建。もともと天台宗であったが荒廃して江戸時代に再興し臨済宗南禅寺派となった。
「山門」
「庭園」
写真真ん中あたりに見えるのが芭蕉庵です。
庭園横の坂道を登ったところから見える本堂
「芭蕉庵」
元禄の頃当寺で閑居していた鉄舟和尚を訪ねた芭蕉と親交深めたことから名づけたと言われています。その後荒廃していた庵を蕪村が再興しました。
「与謝蕪村のお墓」
足元の悪い山道の様な坂を登った場所にひっそりとあります。
緑、黄、赤とグラデーションが美しい
歴史小説「花の生涯」のヒロイン 村上たか女が尼僧となり波乱の生涯を当寺で終えたということです。
「御朱印」300円
拝観料:400円
静かな趣、詫び寂びと言う言葉がぴったり当てはまるお寺でした。
初夏はさつき、秋はこれから紅葉が静かに堪能できそうですね。
京都 洛北「詩仙堂 丈山寺」
入口がこじんまりしていて控えめすぎて危うく通り過ぎるところでした。
元は侍であった石川丈山が徳川家を離れて京都にて文人として朱子学を学んで59歳(1641年)の時に詩仙堂を造営して31年間仙人の様な生活をおくっていたようです。
建造物は天災戦禍を逃れてほぼ造営当時のままであります。
趣のある入口
意図されているのか分かりませんが 人の顔?に見えます。
凹凸窠の詩仙の間から眺める庭園は手入れが行き届いていて何とも言えない「詫び寂び」を感じます。時間の経つのを忘れそうです。日頃のストレスも・・・
静寂の中 鹿威しのコン という音が響いていて心地よいアクセントになっています。
こちらの鹿威しは日本初と言われていますので是非庭園に降りて間近に見て聞いて下さい。
白砂に緑が映えます。これから赤が加わるともっと綺麗ですね。
少~し紅葉が色づいています。
「庭園側から見た詩仙の間」
「鹿威し」
「御朱印」 300円 書置きでした。
あと10日もすれば近くの圓光寺、赤山禅院、曼殊院と大混雑すると思います。
拝観時間:9時~17時
拝観料:500円
京都 洛北「八大神社」
一年のうち 秋晴れの特異日と言われている11月3日に洛北名刹巡りに出掛けました。
まだまだ紅葉には早いのですが 紅葉の時期の混雑を避けて参拝しました。が、朝早くから電車も満員でした・・・
でも南禅寺や永観堂に比べるとゆったりとしていましたので連休残り2日穴場だと思います。
まず一乗下り松「八大神社」
京の裏鬼門に位置して方除け、厄除け、縁結び、学業の神様として親しまれています。
今日もお宮参りや七五三のお参りに来られていました。
又1604年宮本武蔵が境内の「一乗寺下り松(いちじょうじさがりまつ)」において吉岡一門と決闘し、その決闘の前に参拝した神社と言われています。
神幸列の先頭を行く「剣鉾」 その姿はとても威厳を感じました。
「本殿」 現在の本殿は大正15年造営。総尾州檜造り
「宮本武蔵像」
2003年 八大神社御鎮座710年と武蔵決闘400年を記念して建立されました。
「祭礼用見開き御朱印」 500円
5月5日祭礼特別御朱印ですが今のところ事情が許す限り通年頂けるようです。
剣鉾や金印がカッコいいです。
あと10日もすればこちらも紅葉が色付き厳かで美しい景色になると思います。
拝観時間:9時~17時
すぐ手前が詩仙堂です。山の方に20分くらい行くと狸谷不動山があります。
お薦めはやはり午前中に有名どころは回られることだと思います。徒歩圏内にはまだまだ多くの神社仏閣がありますのでこれからの秋の紅葉狩りに是非訪れてみてはいかがですか。
京都 秋の「法然院」
浄土宗系の寺院で春と秋の喧騒に包まれる哲学の道を1本入るだけで閑静で趣のある寺院が現れます。
無料で自由に参拝できるのに、哲学の道と比べると訪れる人は凄く少なく穴場です。
藁葺きの山門はまるで額縁の様に見え美しいです。人の後ろ姿が映り込んでも絵になります。フォトポイントです。
写真は2016年秋の物です。
「白砂壇」
山門を入ってすぐの左右にあります。こちらは春に参拝したときの物で季節ごとに絵柄が変わります。春は桜、秋は紅葉です。
水を表す砂壇の間を通ると心身を清めて浄域に入ることを表します。
「石塔」
「地蔵菩薩像」
本堂正面の石段上にひっそりと鎮座されています。
本堂は通常非公開で春、秋に1週間程度公開されます。
2週間もすれば京都は紅葉観光客で賑わいます。昨年の紅葉の色づきは綺麗でしたが今年はどうなんでしょう。楽しみです。
決して大きな寺院ではありませんが喧騒とは無縁な趣のある寺院で何度も参拝して静かな時間を過ごしたくなります。
拝観時間:6時~16時
今秋の伽羅内特別公開 2017年11月1日~7日